「風が吹けば桶屋が儲かる」式の論調で、地球温暖化問題をきわめて平易に解説する啓蒙書。タイトルのわりに中身は充実しており、なかなか問題意識の浸透しない日本人に警鐘をならし身近な問題としてとらえるべきと説く。議論百出の命題にずばりと核心をつくあたりは痛快。たとえばペットボトルは回収を議論するのでなく、如何に使わないかを考えるべき。個人としてできることは小さいがそれぞれがハチドリになり一滴ずつ山火事を消しましょうとのこと。遅まきながら自ら出来ることを考えてみたい。
- 作者: 村井哲之
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2008/06/14
- メディア: 新書
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