科学の扉をノックする

ド文系の著者が、各界の碩学を訪問し最先端科学をレポートする構成。天文学、鉱物学から解剖学まで、主として自然科学の分野。これは一見実用とは遠い基礎科学にスポットをあてようとする編集方針による。内容は研究成果そのものの解説は平易で万人向けのレベルをでないが、科学者個人の人間的魅力や家族を含めた生活が興味深く描かれる。粘菌の研究、動物の解剖学などはこれを入り口にしてすこし覘いてみたくなる。図書館で予約して一気に読破。楽しめる1冊でした。

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「パンダの死体はよみがえる」 遠藤秀紀