たまには、時事ネタ

婦人公論の連載コラム「女のニュース」。2001−206年分を収録。平易にかつ軽めの文体で読みやすく書かれているが、社会批評としての内容はく結構硬派。小泉政権の一見派手だが反動的な体質を鋭く批判する。男女の別なく生活者の視点という意味では私に極めて近いものがある。著者の作品は初めてだが注目して少し読み込んでみるか。

  • 樋口一葉がお札の人物になったのは、顔を知られた唯一の文化人であるため。日本の偉人伝は戦国武将や幕末の志士に集中しており、紙幣にするには生臭すぎる。
  • 流行語大賞は、表彰式のパフォーマンスのため選定にバイアスがかかっている。オウムやタリバンなど犯罪、テロ絡みのものは選べない。言葉の収集の文化的価値があるだけに惜しまれる。
  • 世界のベストセラー、一位は「聖書」、二位は「毛沢東語録」or「共産党宣言」3位に「ハリポタシリーズ」が入る。ただし出版は100万部売れてもテレビの視聴率では3%程度。影響力が低下している。

たまには、時事ネタ

たまには、時事ネタ