高速を飛ばして、岡崎で開催中の「ピカソ展」を観に行く。地方開催なので大したことはないだろうという予測を覆す見事な内容。ケルンのルートヴゥッヒ美術館のコレクションを年代順に一同に展示。初期キュビズムから古典への回帰、晩年の大作と見応えは充分。個人的にはパリのピカソ美術館より、好みのものが揃っているように感じた。東京でも充分評判を呼んだであろうが、ゆっくり鑑賞できて有りがたかったですが。数年ぶりに女房同伴。感動した様子。
名作揃いなのだが、あえて挙げるとすれば下記か。
- 緑色のガウンの女 (1922) 古典回帰
- 闘牛 (1934) 小品だが色彩が見事
- ミノタウロマキア (1935) 鬼気迫るエッチング
- 接吻 (1969) シンプルだが迫力
- 銃士とアモール (1969) 晩年の大作
実にピカソらしい展覧会で大満足でした。