憑神

ヨーロッパ出張の機内で。最近邦画づいている。本来原作を先に読みたいところだったが、ストーリーとしては予想通り。浅田−降旗のコンビは安心して観ていられる。豪華な配役でコミカルに進む中、幕末の下級御家人である主人公の凛とした生き方が清々しい。貧乏神、疫病神、死神もそれぞれ浅田作品らしく憎めないキャラなのだが、主人公の優しい性格と生き様に惹かれていく。母親役が夏木マリだったことは意外。絹の靴下も老けましたな。