2011-06-16から1日間の記事一覧

ワシントンナショナルギャラリー展

フレックスを使い鑑賞。印象派を中心に80余点、一級品がそろっており大満足。これがすべて個人の寄贈であるところにアメリカ社会のすごさがある。モネやピサロの印象派の明るさも良いが、圧巻はセザンヌとゴッホ。やはり精神性が一歩踏み込んでいる気がす…

名もなき毒

久々の宮部長編ミステリーは暗い話である。毒物混入による連続殺人事件を下地にするが、土壌汚染になぞらえて一般人に巣くう毒素を題材にする。主人公は幸運にも資産家の娘と結婚した編集者。無欲で平凡だがあまりに邪気が無く、帰ってそれが周囲の毒をもつ…