ゴリラ裁判の日

主人公はカメルーンで育ったメスゴリラ。母親とともに研究者に手話を教えられ、人間並みの知性を有する。アメリオハイオの動物園であやまって落ちた人間の子供を助けるために、夫ゴリラが射殺されてしまう。謝罪と賠償を求めて2度の裁判。人間の定義が争点となる。結果2審で人間であると認められ、本人のアイデンティティが確立する。斬新な設定で引き込まれた。受賞、ベストセラーはうなずける秀作。モデルとなるケースがあるようだ。