国商

昨年病没したフィクサー葛西敬之の生涯を描く。国鉄改革3人組として名を上げる。民営化分割の後、JR東海で新幹線の高速化と増発で利益を上げる。政財界に人脈を築き、安倍、菅政権をサポート。思想的にはかなり右目の保守。官界の人事にも大きな発言力を持つ。終盤はリニアに力を注ぐ。「火砕流」と異名をとるほどの剛腕。師匠は瀬島龍三。タイトルは国士と政商からの造語。評価は分かれるだろう。