2020-08-11 国立西洋美術館名画の見かた 書評 美術 歴史 現役のキュレーターが所蔵品を中心に名画鑑賞法を伝授。ジャンルごとに解説するのは意外と目新しい。物語画をトップとするヒエラルキーは時代とともに解消していく。カラーの図録も豊富で極めて分かりやすい内容。後半は楽屋ネタのギャラリートークだがここも情報に富む。愛好家にはうれしい一冊。早く実地で復習してみたい。 -十字架の下の髑髏はアダムのもの。原罪と贖罪の象徴。 -セザンヌの絵画は角度を変えて観るべし。多視点の構成。 国立西洋美術館 名画の見かた 作者:渡辺 晋輔,陳岡 めぐみ 発売日: 2020/01/24 メディア: 単行本