ヒキタさんご懐妊ですよ

 

 

白髪の中年男性である著者が、齢の離れた妻と不妊治療に挑む。本作はその経緯を克明にルポ。タイミング法から人工授精、さらに顕微授精となかなか難航。ようやく恵まれたと思ったら流産。さらに障害児の恐れと難関は続く。最後はすべてを克服しての女児誕生。夫婦の絆が何より大事。医療側への要望も忘れない。コミカルな書出しからシリアスな場面まで幅広い。