骨ん中

硬派のミステリー。東北地盤の土建屋の物語。侠客上がりの創業者、苦労人の2代目、坊屋育ちの3代目とそれぞれの愛憎を描く。結局3代目の不祥事をかばった父親が罪に問われ、会社は倒産、本人は罪に問われる。後半に用意された2段のどんでん返しには正直驚かされた。これがデビュー作とのこと。イメージを変えるような本格派小説。主題は男の生き様。


骨ん中 (小学館文庫)

骨ん中 (小学館文庫)