著者の経営論。章ごとに内容の変わるエッセイに近い。経済学、心理学をベースに実践を解析する刺激的な内容。人間の本質には認知バイアスがあり、経営者が誤るもとになる。変化の激しい時代には大企業は適さず、150人を限度とするスピード感あふれる組織が必要。森村組が成功例、本業に特化し、成長分野を分社化していく。辛辣な語り口には引き込まれるものがあるが、テーマとしてはやや散漫で主題が見えにくいところが難点。参考になる点は多数
- 株主も顧客も企業の永続は望んでいない。
- 人間は損失に過剰に反応する。
- 合理的な経済人は存在しない。
- 小売業が金融に手を出すと本業が疎かになる。(利益率の違い)
- 作者: ルディー和子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2018/07/10
- メディア: 新書
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