[書評}知的機動力の本質

アメリカの強さの象徴である海兵隊。困難な任務を率先してこなし、予算の制限を受けながら統合幕僚部のトップを輩出するなど4軍の中では際立った存在感を示す。本書はその組織力の強さを長年の研究により解析。士官学校を持たず、下士官からのたたき上げを昇格させる。また全員がライフルマンとしての技量と誇りを持ち、一体感を醸成連携に優れる。時代に合わせた自己変革力がタイトルとなる知的機動力である。後半はドクトリンの翻訳。全般にアカデミックな組織論ででやや難解。


  • 「ある」のではなく「なる」
  • Once a Marine, Always a Marine