[書評}日本博物館事始め

明治維新直後。薩摩藩出身の町田久成は外交官を首になり、内務省で博物館の建設に意欲を燃やす。西洋化や廃仏毀釈により打ち壊される日本の貴重な文化財の保存にすべてをかける。政治に左右されるが初志を貫徹。帝室博物館として竣工。その後潔く後進に道を譲る。小説仕立てで展開も早く読みやすい。意外と山場がなかったなという印象。

小説 日本博物館事始め

小説 日本博物館事始め