令和の国防

陸海空の自衛隊OBが座談会の形で、日本の国防の問題点を憂う。最大の課題は拡大進出する中国対策。台湾進攻は現実のものになりつつあると危機感をあおる。シビリアンコントロールが前提だがより明確な国家戦略上の立ち位置が必要。現状認識の前半は刺激的だが、後半の組織論はやや勢いがそがれ冗漫。それぞれの立場から論調が慎重になるのはやむをないか。自衛隊がもつ重荷がなせる業とも言える。

 

-ロシアは日本の1/4の経済規模。

-南シナ海は中国から長い兵站線。オーバーストレッチの可能性がある。

-中国は朝鮮半島北部を絶対に手放さない。軍事介入、傀儡国家樹立もありうる。

-韓国のことわざ「鯨がけんかしてエビが死ぬ」。大国の争いに巻き込まれたくない。