炭素文明論

人類の歴史を炭素から読み解く。食料、嗜好品、エネルギーの3本立て。一般向けの化学啓蒙書として書かれているので、内容は非常に平易。一応化学専攻としては少し物足りない。確かにあまり無かった切り口。石油の起源にはまだ定説が無い等、最新の知らない事実も散見する。人類の将来を救うのは化学かも知れない。いかに新しいエネルギーを生み出さすか。人工光合成に期待。

炭素文明論:「元素の王者」が歴史を動かす (新潮選書)

炭素文明論:「元素の王者」が歴史を動かす (新潮選書)