ここで負けてしまってごめんな

高校球児とそれを取り巻く人々のエピソード集。タイトルの通りほとんどが地方大会でのネタ。選手だけでなくマネージャーや家族の作も含まれる。多感な時期のトーナメントにはそれぞれドラマがあり、感動を誘う。忘れてはならないのは指導者やサポーターへの感謝の心。スポーツだけでなく教育を重視するのが高校野球の精神。それはおそらく大多数でいまも活きているのだろう。さわやかな読後感。