龍安寺石庭

龍安寺の石庭の謎に挑む挑戦的な一冊。諸説を物語性と美学的観点から評価する構成。高得点なのは自らの新説。曲尺による智恵の板説。龍虎の配置は一般的な虎の子渡しの発展系。満月を更には西行のオマージュは15という石の個数に触発された。これだけ諸説があることは如何に哲学的な庭であることの査証。久しぶりに訪ねてみたくなった。