明日のマーチ

山形の工場を解雇された派遣労働の若者4人が徒歩で東京を目指す。それぞれに事情があるが、共に旅するうちにやがて連帯感が生まれ代えがたい友情へと進化する。ブログの発信からマスコミ取材を経て一大ムーブメントに。やむなく厚労省に近いNPOの協力を受けるが、最後は霞ヶ関でなく日比谷公園で自由に解散する。あとがきにあるように先の見えない現代の若者への著者からの応援歌である。楽しめたが展開が読めたこともありB評価の上。

明日のマーチ (新潮文庫)

明日のマーチ (新潮文庫)