富士フィルムの化粧品事業参入を描いたフィクション。主力のフィルム事業が急激に縮小する中、社長直轄のプロジェクトが動き出す。その名も化石プロジェクト。優れた技術を持ちながら、社内で不遇をかこつ人材を発掘。少人数でスタートする。長年培ったナノ分散技術と品質管理を活用し短期間で成功を呼び込む。社内外の反対、抵抗を押し切るのはトップと担当者の意志の力。やや出来すぎの感じもあるが、一気に読めた。甘めのA評価。
- 事業には寿命がある。しかし事業会社は寿命があってはならない。
- もの作りはエントロピーの増大に抵抗する作業。
- 作者: 江上剛
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2013/08/09
- メディア: 単行本
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