故中島らも夫人が知り合った頃から、日記をベースに突然の事故死までらもとの思い出を綴る。灘高時代に知り合い学生結婚。豊かな実家の援助によりあまり苦しい下積み時代はなかったようだ。新居はさまざまな業界人が入り浸る巣窟となり、睡眠薬とフリーセックスでまさに酒池肉林。売れてからの劇団時代は15年ほど家に帰らず、よくぞ別れなかったなと感心する。シャイであったらも氏と活発な夫人の愛情はにじみ出ているものの、楽屋ネタで文章としての完成度は今ひとつ評価は分かれるだろう。
- 作者: 中島美代子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/07/26
- メディア: 単行本
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