工業化社会が完全に行き詰まった日本は、ボリューム国家ではなくクオリティ国家を目指せと説く。先例はスイスとシンガポール。製品のブランド戦略と規制撤廃による海外への門戸開放。甲論乙駁の国政では何も決められないため、オーガナイズスモールにより道州制で首長の決定権を高める。改革には成果が出るまで15年ほどのタイムラグが生じるが、今痛みを共有せねばならない。具体的には橋下市長に期待するが国政への参加には疑問を呈する。長年の著者の主張を焼き直した感はあるが十分な説得力はある。
- ブランド戦略は集団主義でなくプロデューサーの手腕に負う。
- 日本は自らのデジタル革命のジレンマに陥った。
- 作者: 大前研一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/01/15
- メディア: 単行本
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