カラマーゾフの妹

古典名作をベースにしたアンソロジー。親殺しの事件から13年後。特別検事となったエリートの次男が、事件の真実を明かすべく再捜査に挑む。複雑な家庭環境下で次男自身が多重人格者で心理療養によって隠された過去が明らかになる。一方誰にも好かれる天使の性格を有する三男は革命組織に引き込まれていく。展開はスリリングだが謎解きは意外と平凡。残念ながら原作を読んでいないので楽しみは半分か。選考評価も分かれたようで、個人的には今ひとつ。退屈はしなかった。

カラマーゾフの妹

カラマーゾフの妹