天使の歩廊

ファンタジー小説。戦前に生きた架空の天才建築家。天使に魅入られた彼が建てた西洋建築は、住人を満足、魅了するだけでなく別世界へ引き込んでいく。施主から見た実際の建築のエピソードと幼少からの生い立ちを絡ませながら物語は進む。よく書けてはいるが、3次元の不可思議な建築を文章で著すのはなかなか難しい。よく雰囲気はでているのだが。

天使の歩廊―ある建築家をめぐる物語

天使の歩廊―ある建築家をめぐる物語