2012-05-16 降霊会の夜 書評 別荘地で迷い込んだ降霊会。初老の主人公の抱える過去の悔恨が明らかにされる。小学生時代の貧しい友人一家の不幸と学生時代の恋人達のその後。戦後から脱し高度成長に移る時代背景がバックとなる。主題はさよなら。死者にたいしてもまた生き別れる者にもきっちりと別れを告げなければ次のステップには行けない。全体的に暗い色調でしみじみとした読後感。評価は微妙。降霊会の夜作者: 浅田次郎出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2012/03メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (7件) を見る