思考の整理学

コンピューター化の進む80年代。タイトル通りいかに思考を整理するかについてまとめられた評論。学校教育で受けたグライダー的な知識の習得から、自らエンジンを持つ飛行機への脱皮を読者に求める。自らの整理法としてメモからノートさらにメタノートとテーマの熟成方法も開示する。予想よりはるかに平明でいながら中身のある内容。古さは気にならず現在に充分通じる論旨。

  • 見つめるナベは煮えない。ー時間、ネタを寝かせることの効用
  • 熟したテーマは向こうからやってくる。
  • ひとり(ひとつ)では多すぎる。(複数のテーマを持つ余裕)

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)