楽園のカンヴァス

美術ミステリー。稀代のコレクターに招かれた日米の美術研究者。その前に示されたのはMOMAのルソーの「夢」にそっくりの作品と謂われを書いた秘密の書。一日に一章ずつの閲覧を許され、最終日に真贋を判断する。途中でピカソが絡んでくる。青の時代の幻の作が実はカンバスとして提供されているのではないかとの疑惑。美術ファンにはたまらない設定。展開スピードも充分で一気に読まされた。次作に期待。

楽園のカンヴァス

楽園のカンヴァス