凛と咲く

ワールドカップに密着取材したフリーアナウンサーである著書。まるでチームの一員のような立場で感動の優勝までの軌跡を描く。チームは最初から一丸であったわけではなく、でこぼこのある個性派集団がやがてひとつの大きな輪として機能した。このために気遣いを見せた宮間の役割は大きい。最大の危機は予選リーグ最終戦イングランドに敗退した後に欧米勢への苦手意識が顔を出した時点。大野、宮間コンビで練習前に奇声を発し気分を一新した。控え選手やスタッフまで一体となった偉業にあらためて拍手。勝たねば存続が危ぶまれる女子サッカーの重荷が軽減されんことを望む。

凛と咲く なでしこジャパン30年目の歓喜と挑戦

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