共著の形を取っているが、ほとんど橋下知事の政治主張が前面に出されている。現在の日本の統治機構は明治維新の時の組織がそのまま受け継がれており時代遅れのものになっている。閉塞感を打破するにはシステムを刷新するすなわち維新が必要であると説く。特に大阪は東京に次ぐ第二の大型エンジンになり、日本経済を牽引すべき立場にあると主張。府市の二重行政を一元化し、最終的には道州制を目指すと明言。体制を変える政治と実務を担う行政の棲み分けも明確である。やらないよりやるリスクを取るべしとの主張には全く同意。
- 作者: 橋下 徹,堺屋 太一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/11/01
- メディア: 新書
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