2011-11-27 月の上の観覧車 書評 短編集。人生の終盤を迎えた男たちを描く8編。男はいくつになっても純情で夢を追う生き物であるが、必ずしも女性や家族には理解されない。家族の死や別離を伴う重めのテーマ。ストーリー構成には磨きがかかり、哀愁が漂う。「上海租界の魔術師」「レシピ」の2編が秀作。月の上の観覧車作者: 荻原浩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/05メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (20件) を見る