インフルエンザのパンデミックが題材。これを機に大阪を経済封鎖し、地方分権を目論む人気知事を窮地に追い込もうとする厚生省の謀略。策士彦根医師の活躍でこれは粉砕される。確かに弱毒性の新型インフルエンザに政府とマスコミが大騒ぎしたのは記憶に新しい。後半は著者自説のAIによる死因究明がテーマになってくるが地方自治までからめてくるのはやや飛躍がないか。前半が緊迫感があっただけに惜しまれる。1600B
- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/04/21
- メディア: 単行本
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