震災、原発に関する東電の体質を鋭く批判する。事故後も組織の保全を第一目的とするところは官庁と同じ。マスコミにとっては常に最大のスポンサーでありプロパガンダに利用されている。計画停電は原発の存在価値を維持するためのパフォーマンスであると手厳しい。記者クラブ中心の日本の報道体制には常々批判、敵対する立場であり、ネット社会が壁を突破する鍵になると期待する。前半の鋭さに比べると後半はややペースダウン。40文字で設問に回答する形式の2冊目。小気味よい一冊。
- 作者: 上杉隆
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2011/06/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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