桐島部活やめるってよ

現代の高校生活を描く。5人異なる視点から語られる連作になっているが、タイトルの桐島君はほとんど登場せず、周囲への微かな影響を与える。この年代特有の優越感、劣等感、男女の感情。全体に煮え切らないのは時代の反映か。互いの個性や情熱を認める前向きなエンディングはほっとさせられる。小説すばるの新人賞受賞作。1200B

桐島、部活やめるってよ

桐島、部活やめるってよ