蒼海に消ゆ

太平洋戦争中の実話ノンフィクション。日系移民の2世は成績優秀、剣道の達人で祖国日本で学び、難関の東京商大に合格する。国籍を超えて学徒出陣に応じ最後は特攻で戦死する。60年前で記録が散逸している中で丹念な取材が伺える作品。当時の大学進学率は0.4%。本当のエリートが国のために尊い命を散らした。主人公も周囲に強烈な印象を残している。カリスマ性のある人物だったのであろう。津田塾の女子学生が出征式の前夜にキャンドルサービスをしたという逸話が印象的。
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蒼海に消ゆ 祖国アメリカへ特攻した海軍少尉「松藤大治」の生涯

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