兵隊たちの陸軍史

陸軍モノが続く。旧軍の組織、日常生活を初年兵と二年兵の生活実態を主に記録する。前半で紹介される現役と予備役のシステムは極めて合理的で、非常時に即応し、一気に戦力を買う銃出来るようになっている。中盤以降は戦史だが、この部分は饒舌。個別の戦闘状況が多数引用されるがあまり興味を引かない。作者は日本陸軍は世界がおそれた強兵であり、個々の兵員は優秀であったと賛美したいように思われる。

兵隊たちの陸軍史 (新潮文庫)

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