ほとんど一般には知られていない北朝鮮の文化を紹介する。文学、音楽から映画、マスゲームまで、ほとんどが金正日体制を賛美する内容のものだが、作者はその芸術的完成度は評価している。読む側は実物にふれる機会がないため何とも判断できず、むしろ退屈。カラムで北朝鮮をとりまく状況を説明しているが、こちらは衆知のものが多い。作者の立場に北のシンパに近く、一日も早い日朝の国交樹立と経済援助を唱える。反論も多いことでしょう。
- 作者: 吉田康彦
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2009/12/15
- メディア: 新書
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