インドからスペインまでイスラム社会を西へ旅する。1年に1国のゆっくりしたペース。一般のツアーに参加し、あまり予備知識なく受けた印象をそのまま記する。イスラムの伝統で旅人には暖かく、普通の人々は敬虔な暮らしを営み、ある意味純真である。精神的な意味で世界の反対側からの視点は新鮮である。国によって差はあるが、概して古い文化のあるところは矜持が高く。必要最低限に抑えてはいるが、歴史や文化の解説になるとなじみがない。キリスト教、ユダヤ教と混在する歴史の複雑さを感じずにおられない。
- ペルシャとアラビアは別社会。
- マホメット生誕間でローマ文明の遺跡が多い。
- スペインはレコンキシタによりイスラムからカソリックにもどった。
- イスラムでは他人の羨みを災いがもたらすものとして恐れる。窓が小さく外観がシンプルな家の構造。
- 作者: 清水義範
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/08/20
- メディア: 文庫
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