バンドオブザナイト

作者自身の生活を描いた私小説だが、自宅を中心に集う友人たちはほとんど薬物中毒者のサークルである。睡眠薬やのどシロップでラリれるとは知らなかった。幻覚の中でわき上がる猛烈な言葉の洪水が中盤から延々と続く。申し訳ないがここはパスした。解説によるとそこを評価する向きもおられるようだが、常人にはしんどい。590

バンド・オブ・ザ・ナイト (講談社文庫)

バンド・オブ・ザ・ナイト (講談社文庫)