先に拉致被害者と感動的な再開を果たした大韓航空機爆破犯からの告発の手紙。左派政権(金大中、盧武鉉大統領)の間、テロ自体がでっちあげとのバッシングに苦しんだという。政治におもねる国家権力とマスコミの背後には深く浸透した北の工作があったのでは。テロと金正日との関係は北朝鮮は絶対に認めない。元工作員としての資質と正義のために転向した全人生をかけて彼女は闘う。大きく振れる韓国の政権交代の怖さ。日本ではなぜ報じられないのか。
- 作者: 趙甲済,西岡力
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2009/04/25
- メディア: 単行本
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