近所のクレーマーから、猫による車の引っ掻き傷の損害賠償を訴えられた停職屋の一家。簡易裁判所での民事訴訟の一部始終をノンフィクションとして記録する。互いに弁護士は出廷せず、原告と被告が直接争うことになるが、裁判所は徹底した立証主義で審理を進める。素人ながらよく勉強した著者=被告のコールドゲームとなるが、費用は自己負担。非がなくても示談したほうが経済的には有利というのは悲しい事実である。図書館で目について週末用に借りたが、予想外に面白く一気に読破。本日2冊目となった。
- 作者: 山田タロウ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/05/30
- メディア: 単行本
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