三井物産のシンクタンクの専門家による近未来予測。出版は2008年3月。豊富な数値データを示し、中国バブル経済の危うさを的確に指摘しつつも、崩壊は2010年の上海万博後とする。現実ははるかに速いペースで危機が来ている。執筆時期からいって責めるのは酷。日本、アメリカ、中国はそれぞれステークホルダーの関係にある。エネルギーを爆食している中国に日本は省エネ技術を武器に貢献すべきと一貫した論調。
過去の経済沈没のケーススタディ
(短期=1−2年)
(中期=2−5年)
(長期)
中国の共産党支配はいずれ終焉する。受け皿がないのが現状。政治的混乱が経済危機を招く可能性は高い。対策は気功療法的なゆるやかな改革。
- 作者: 沈才彬
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2008/03
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (9件) を見る