佐伯祐三展

県立美術館で開催中の「佐伯祐三展」を鑑賞。地方美術館の開催の割には優品が集められていた。年代順に30年の短い生涯を追う構成。パリ、風景画、文字というイメージがある画家であり、その通りのの風景が圧倒的に多い中で、人物、静物を描いたものに迫力あるものが見い出せた。特に晩年のモノが良い。色彩が全体に暗いのは、自己の作品の評価が伴わない焦燥か、あるいは病弱ゆえに死を意識したものか。昼食抜きでの時間帯になり、やや集中力を欠いたのは事実。同行した妻の感想は「本物はいいわね」とのことです。

http://www.pref.mie.jp/BIJUTSU/HP/jp/home.htm




気に入った作品は

  • 「人形」1925
  • 「工場」1928
  • 「モラン風景」1928