手帳進化論

作者は自称手帳評論家。明治以降の日本の手帳史の流れを「年玉手帳」、「システム手帳」「有名人プロデュースの個性派手帳」と区分づけ、その背景にある社会的意義を探ろうとする。いわく組織の規範的道徳から、個人の自己実現へと社会の目標が変化してきた。まあ納得できなくはない。手帳はあくまで手段であり、その効率化を趣味にしないようにとの主張は当たり前だが正論。実践面ではIT機器との融合で参考になりそうなサイトがいくつか。私も手帳の活用では苦労してきた。一応自己流はそれなりに確立しているつもりだが。