日本のものづくりは世界一

作者は松下産業技術顧問。その豊かな経験から日本の製造業の優秀さを強調し、それを認めず、大衆の不安感をあおるばかりのマスコミを痛烈に批判する。分野は異なるものの同じく2次産業に属するものとしては喝采を送りたい。実際の統計数字を多用した主張は明快であり痛快である。

  • 日本は勝手の消費財から資本財へ輸出の重点を移している。「人工資源」の輸出大国になろうとしている。
  • マスコミは日本の製造業には注目せず、金融ばかりに目を向けている。金融の生み出す付加価値は25兆円前後で製造業の1/4に過ぎない。
  • 中国の今後の不安は「労働人口の高齢化」「腐食体質」「国有企業の不良債権
  • アメリカは生産拠点を海外へ「移転」し、日本は「進出」した。従って空洞化はない。

日本のものづくりは世界一

日本のものづくりは世界一