あの日にドライブ

上司と衝突して退職した元エリート銀行員が、タクシードライバーとなる。日々の生活に追われながら自分の人生の過去の曲がり角を探す。これは結局妄想に過ぎず、あこがれていた出版社、またかっての恋人の現実の姿を見ることになり失望していくことになる。逆に周囲の人間の様々な人生模様。家族の思いやりを知ることになり、前向きな展開で終える。作者得意のユーモアとペーソスがたっぷり効いた秀作。同年代としてはわかりすぎる主人公の心情。

あの日にドライブ

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