北朝鮮による拉致問題。そのシンボルとなっている横田めぐみさんの母親の手記、講演からの抜粋と、父滋氏の撮影した家族写真で構成される。6ヶ国協議を前に、問題解決の最後の胸つき八丁ではあるが、これまで来し方の壮絶な苦しみと、これからの困難さを思えば重い言葉の連続である。ナショナリズムでなく日本国民として万全のサポートをしたい。いまや忘れられているが、13歳の少女であっためぐみさんの実名公表により、国民的運動となり、北が拉致を認めたのも事実。隠蔽のためのリスクを考慮すれば重い決断であったとのこと。
- 作者: 横田早紀江
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2007/12/20
- メディア: 単行本
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