口述筆記の自伝。外交官としての一生は思ったより豪放磊落で、意外なエピソードも語られているが、常に信念を持ち国益を優先していた。時代もあろうが若くして重責を担っている。それだけ優秀であったのだろう。基本姿勢は奇をてらわず正直、誠意を持っての対応。それが自然と内外の人脈となり信頼を勝ち得て行く。期待していた新憲法起草の部分はひじょうにあっさり。
- 作者: 幣原喜重郎
- 出版社/メーカー: 日本図書センター
- 発売日: 1998/08/25
- メディア: 単行本
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (2件) を見る