就職事情

[書評][社会]だから若手が辞めていく
最近どこの企業も悩まされている若手社員の定着率の悪化。実際に社員にインタビューすることでその実像に迫る。豊富なデータをビジュアルに見せる。ミドル自身に余裕がなく悩める若手に適切な教育指導ができない。ましてやその目標となるような好例とはなることは難しい。若者は個人主義のように見えて実は先達の救いの手を求めていることもある。

  • 新卒者の3割が3年以内に辞めていく。(3年3割問題)この傾向は1995年から10年以上、就職氷河期を含めて続いている。
  • 「2−6−2」の法則。能力による階層化が進む。できる/ふつう/できないの比率だが、最近では細分化が進む。最上層は外資のしかも本社勤務を目指す。