言葉ある風景

文化放送でのラジオ番組を再編。シンガソングライターとして大切に思う日本語の奥深さを語る構成。若い世代の日本語の乱れを指摘しつつ、時代と共に変わる言葉に対する理解も示す。初歩的なネタも多いが、知らずに使っている日頃の誤用も数多く認識を新たにさせられた。語り口だけに読み込むにはすこし違和感がある。ちなみに私は完全に小椋世代。「シクラメンのかおり」などの第一次ピーク時は高校入学のころだった。

気にいったフレーズをいくつか。

  1. 散る桜 残る桜も 散る桜 (良寛
  2. 一人の父親は百人の校長にまさる (ジョージ−ハーバード)
  3. 父教えざれば、子愚かなり
  4. 人類は戦争に終止符を打たなければならない。さもなくば戦争が人類に終止符を打つことになるだろう。(J.F.ケネディ

よくある誤用例

  1. 小股 − 足首の後ろ側
  2. 喧々諤々(X) 喧々囂々 or 侃々諤々 (ATOKはちゃんとでた)
  3. 雪やこんこ(○) こんこん(×) (オリジナル)

まだまだ読書量が足りません。



小椋佳 言葉ある風景

小椋佳 言葉ある風景