スチャラカ東京のおきて

コテコテの浪速娘である作者が、東京での一人暮らしを始める顛末記。日刊紙への連載だけにおもしろおかしく書いているが、ひとりぼけつっこみは後半耳障りになってくる。衣食住から、男女関係まで対象の守備範囲は広いが、論点はやはり東京と大阪の比較文化論になっていく。若い女性の眼から見た分新鮮で面白いが、一般的な意見と大きな違いはない。記述を読むと出身は大手前高校。親近感あり。

スチャラカ東京のオキテ (祥伝社黄金文庫)

スチャラカ東京のオキテ (祥伝社黄金文庫)